新しいパウダーボード「konayuki」の開発物語

もうそろそろ・・・

| MOTOKI | 2008.03.01 (Sat) |

その呪縛から離れようよ・・・

いろんなメールやご意見が着ます
ありがたいことだと思うけれど、パウダーボードはこうじゃなきゃいけないって・・・かたくななのも困る。
誰か答え知ってんのかな?
決めつけちゃったら可能性は狭まるよ
スノーボードなんだから自由なんだって。
面ツルの一枚バーンに適した板もいい。
だけどそれがパウダーボードの 『すべて』 じゃない。
パウダーも楽しめて、ゲレンデも楽しめて、おまけにアイスバーンでカーブできたらそりゃそれで痺れるってもんだぜ。
自分で自分の滑りを板に任せるのもいいけれど、操れて楽しめるからこそのスノーボードがあってもいいじゃん。
ボードに滑る場所の範囲を決められるなんて、まっぴらゴメンなんだから俺はさっ。

今月号のGOETHEという雑誌の中の [ゲーテのコトバ] で、老いたゲーテが創始者の姿勢について若き詩人に語った言葉が載っていた。それを明川哲也氏が伝えている。
才能のある者ほど自己を頼み、その野望を膨らませていく。
夢は大きいほうがいいと昔から信じられ、ところがその大きさ故に、夢は徒労や絶望を運びこむことがある。
大きなものをやろうとせずに、「目の前に提供されるものを新鮮な気持ちで取り上げなさい」とゲーテは説く。
曰く、「現在には現在の権利がある」。

大作になるのか駄作に終わるのかは、長い時間の中で時を経てわかるもの。
何百本売れているとか、これが主流だとか・・・
それはそれで凄い事だし、俺は否定なんてしていないんだよ。
加えて規模の大小や売った数を増やす事を、目標にもしていないんだよ。

あーだこーだ、コンセプトを迷うよりも、自分の考えをいい形にして苦労したいのさ。
無理しながら綱渡りして、ギリギリの中で自分を見失うよりも、お客様の顔が見える範囲で背伸びしない方がよっぽど生産的で商売の基本に近いと思う。

大作になるためには、ホント小さな夢を積み重ねるしかないもんね。
貴重な意見は聞きたいと思うけれど・・・
俺は昔から、STYLE ALL FREE で生きてきたから、どっちかっていうと 『それもこれも、カッコいいじゃん!今の感じでもいいんだぜ!!』 の中でいろんな考えをしていこうと思っている。
こうだって決めたら、こうしか出来なくなるじゃん。

雪の上でサーフィンしたいわけじゃないんだって。
楽しく、楽に、スノーボードらしいスノーボーディングしたいんだよ

「あまり大作は用心した方がいいね!
どんなすぐれた人たちでも、
大家の才能をもち、
この上なしの立派な努力を重ねる人こそ、
大作で苦労する。」
ゲーテとの対話(エッカーマン著)から