新雪の中央アルプス。前岳から滑り降りる。


標高2800、まだまだパウダー
しかし、今日のコンディションは滑り降りるにはやばい状況が続いていた
一度腐った雪の上に、みぞれが降った後・・・新雪が20cm。

この数日の各地での雪崩の事故はよく分かる。
一の沢から続く二の沢、三の沢・・・沢筋はすべてバランスが崩れ、目の前で雪煙と共に落ちる。
デブリは小さいとしてもやっぱり怖いコンディション。
滑るコンディションは登ってピットチェックして、駄目なら考えるつもりでアイゼンをつけ、ピッケルを握る。

今日は久々に単登行。
こまかいジグを繰り返しながら、ガンガン高度を稼ぐ途中・・・稜線までの最後の急斜面で空を見上げる
静かな空気の中、日差しが岩肌の雪を溶かして岩から落ちる雪の音にビビリながらアイゼンのステップを深く刻む

この青空が残雪残るアルプスの空なんだよ。
雪崩の脇をうまく抜けながら、稜線へ出る。
宝剣の山頂を背に、雪が安定していそうな前岳山頂2883mへ。 雪は思ったよりも安定している。
何度も降りているこのオープンバーン・・・それでも今日は緊張する
滑り出してみると、しばらくは雪最高。多少のクラストはあったけれどゆっくり大きくターンしながら300mのバーディカルを一気に滑り降りた斜面はこれ

緊張の斜面も、融合60 本当に頼りになるぜ
板の選択を今日はまったく迷わなかった。 ボードの持つ扱いやすさと素直さは、すべりの幅を広げる大きな手助けになったよ。
今回雪が降って、いてもたってもいられなくなってここに来たのは、山の新雪と粉雪を想像出来たからだけじゃなくて、意味があるんだ・・・続く