立冬ですが、暖かいね。
コロラドじゃこの一週間で1m以上降ったとか・・・各地で「いよいよ」ですね。

ほぼボードも売り切れに近くなって、来週にはいくつか売り切れになりそうなこの頃です。
それにしてもリピーターのお客様率、凄い高めです((笑))。
でもそれって最高に嬉しいことですし、本当に感謝ですね。

2006年の10月にKonayuki Snowboardsの開発が中山道夫さんと始まりました。
その頃のKonayuki Snowboardsのブログを読み返してみまたんだよね。
これが何気に面白いので、これからコナユキ買おうかどうしようか悩んでいる方や、すでにオーナーの読者の皆さんも昔からの文章を読んでみて欲しいです。

凄いんだこれが、コンセプトもコンストラクションも毎年改良やチューンの違いはあるものの、ベースにあるものは今と全く変わらずに、魂は全くブレていない事に『誇り』を感じます。
逆に今の方が頑固になっているところもあって、経験値は確実に板創りにフィードバックされて上がってきています。

キャンバーのグリップや走りや切れを堪能し再確認した人が増えてきて、最近は昔ほど どこで学んだか知らない「フラットキャンバー論」を俺にぶつけてくる人はいなくなりました。
そうしたらまた違った意味でグリップ強のみのボードや勘違いした方々も増えてきましたが(笑)、やっぱり「アーチ」はなんといっても大事なんです。

そのボード、どこの斜面に連れ出しても心から安心できますか?
ライディングを奥深くするのは、ゆとり。
ゆとりがなければ見えてこないのが景色なのよ。
乗らされているのか、操っているのか?
意のままに操れたら滑りは安定するから、景色も雪も一体となって濃密なライディングとなるでしょ。
キャンバーが生み出すアベレージの高い滑りの安心こそが、限りない楽しみにつながると思っている。

さて12年前の今時期の昔の文章、稚拙ですが読んでみてね↓

2006、11月8日 From Construction

俺がこの開発物語つけ始めてから、個人的に聞かれることに多い質問 『キャンバーどうすんの・・・モトちゃん??』 俺の答えは 『もっとも基本的なボードを丁寧に創りたいんだよ、さじ加減は調整してもね』 って答える。
俺の中のスノーボードにキャンバーが無い板なんてまったく魅力無いのさっ。

キャンバーって何だか分かる? ボードの神経みたいなもんなんだよ。
パウダーの中でどれだけ敏感な感じが必要か? の議論じゃなくてね、キャンバーにどれだけ乗り手が助けられているかは計り知れないことを知って欲しいのよ。
タフな斜面になればなるほどキャンバーのありがたさを知るよ。
レースボードは、スラロームのボードの方がGSのボードよりキャンバーの反りが大きく多くなる。
それはスラロームは細かいターンをする特性上、ターンのきっかけを作る反応が強く必要だからだよ・・・
力を抜いた抜重のとき『ピン』っと足元に抜けてくる感じ分かるかな?
動きを作る敏感な板には反応の良さが必要なのさ、それがキャンバーの特徴の一つ。
逆にGSの板は高速でターンするから反発が強くてあんまり敏感な反応があるキャンバーは必要ない。 ターンの最中は暴れずに雪面にスムーズに張り付いていなきゃ踏めないから、強い跳ね返りよりも、力やGをボードに溜める硬さとボードの厚みが必要になるね。
ただそれでも高速でのターンの切り換えには、キャンバーの戻りが滑りを助けてくれる。
フリースタイルボードはレースボードに比べたらキャンバーの量も強さも小さい。それは平坦面で回ったりスイッチして滑るのがやりやすい為だ。

もちろんいろんな開発者の考えがいろいろとあっていい。
俺はパウダーボードの中にもキャンバーをつける。
スノーボードが持つスノーボードらしさは、次のターンに入るときの板のあの 『戻り』 の味わいだって大事じゃん。
いい神経を持った板は、滑りのメリハリをちゃんと演出してくれる。
egf にもキャンバーはつけてある。だけどね、満足はしていなかった。だからこれから創る板(Konayuki Snowboards)にはいいキャンバーを付けてあげたい。
キャンバーについての考えは、俺も職人中山さんも同じだよ。
何でか分かる?
キャンバーは可能性が大きな部分で、板創りの中で一番面白い場所だからさ。
ベッターっとして必要以上鈍いルーズな板なんて・・・ 乗ってて楽いかな?
考えただけでワクワク感はない。
ディレクショナルが大きくて滑りの可能性や滑りの幅が求められる板には、本当にいいキャンバーがMUSTだと思うからね。

 

↑ 今も昔も同じこと考えていて嬉しいです。

俺は思うのよ、本物とは作り手の哲学が機能や性能として表れ、そこにライブ感が息づき、乗り込むたびに心地よさや新しい発見を滑りに見つけられて感動できるボードだと思うのよ。
それにはやっぱりいいアーチが滑走面には必要なんだよね。
ケツの重いやつも嫌だけれど、ケツの重いボードはもっと嫌なのです