多くの言葉を並べるよりも、ノーズから流れる雪が作る浮力を足元で身体の一部分のように深い雪の中で感じられるのが『雪心』です。

沈んでも早くナチュラルポジションに戻ろうとするテールには秘密があって、４０㎜のフラット部分をオフセットによって得てスワローテールを作ってあります。

このフラット部分が、ボードのエッジを立てていないときには滑走面長を長くして安定感を高め、深い雪の中ではスワローテールの間の流れを整えながら滑走するので、ブレないで加速していきます。ということは、圧雪でエッジを立てたターンの最中はエッジコンタクトが短くなるので、長さを感じない軽くて取り回しやすさを得られます。

まあ設計の難しい薀蓄はじっくりまたお話しするとして、雪心は長さはありますがボード操作を難しくする板ではないのです。積もった雪の中で長いボードの滑り出しは早く、簡単にいつも以上のスピードを得ます。

ゲレンデではスペックの長さから感じる以上に軽く、楽に曲がり、しっかりと切れ、楽にズラせます。雪が降り続く夜中に、胸を躍らせる板だからこその『雪心』。
長さは間違いなく「浮き力」をうみだしますが、長ければいいってモノじゃありませんからね。

ちなみに…
林の中だってこの『雪心』、何の問題もなく曲がっていきます（笑）